WORKS
INTERVIEWwith
ナガタ建設株式会社
木造住宅事業部永田 聡さん
- 設計
- 地場
- 工務店
- 回数派遣
- 注文住宅
INTERVIEW DIGEST
56区画分譲地販売のプロジェクトが2017年から開始。モデルハウスの設計や実際のエンドの方へのプラン提案などを行ってきました。想定より約半分の年数で完売することができ、その後もより良い住宅を提供できるよう、地域密着型の「ながたのいえ」を主に設計デザインでのサポートを続けています。
今では両社でのコミュニケーションをとりながら合同イベントの企画や、意見交換会なども行っています。
01_会社のことについて
ー まずは、ナガタ建設がどんな会社なのか、そして聡さんの立ち位置を教えてください。
永田さん:ナガタ建設はもともと製材所をやっていて、建設会社になってからは今年で(2024年)52年目を迎える会社です。製材所時代から考えるともう70年を超えていて、今の社長が3代目ですね。
僕は木造住宅事業部で、注文住宅を作る責任者をやっています。
きっかけ
ー 5年前、FANFAREに相談にいらっしゃったんですが、あれは何がきっかけだったんですか?
当時、先代の会長が残してくれていた56区画の分譲地を手がけていこうという時期でした。大きな規模だったのでいろいろな声はあったんですけど、私たちナガタ建設だけで販売したいと思っていました。
ただ、今までと同じ形でこの56区画を販売するのは険しい道のりだなと思っていた中、以前から知っていたFANFAREに、この分譲地をうまく形にしていく、まちづくりを本当に形にしていく手伝いをしてもらいたいなというのを思ったのがきっかけです。
変化
02_クライアントの反応が明らかに変わってきた
ー その時、険しい道のりだと思ったのはなぜですか?どんなことが課題でした?
地元の工務店として、それなりにお客さまに対してプレゼンテーションはやってたんだけれど、ただそれであっているのか、このままこの目の前のオーナー、お客さんたちに本当の意味で喜ばれる提案ができているんだろうかっていうのが、日々疑問として自分達の中でもありました。お客さんの反応としても、もっとこう求められる存在になりたいなっていうのがやっぱり強かったんですね。それがその当時の大きな課題としてあったかなと。
そして、やっぱりデザインと価格とのバランスというのも分かったようで分かっていないっていうのがありました。本当の意味でのデザインと価値とのバランスをどうやって整えていくか。建築家の方と求められるデザインを形にしていくという方向性は決まっていたので、そのバランスに関して非常に課題を持っていました。
ー そういった課題がFANFAREと関わる前と後でどう変わっていきました?やってることや社内の雰囲気も含めて。
FANFAREと関わるようになって大きく変わったことは、やっぱり時間の使い方。それは一つ大きくはあるかな。要は回数に対しての共通認識というか。このタイミングで何をしていくかというような話。営業工程の中では契約までのお客さまと会う回数なんかも割と意識付けできていたんじゃないかな。
一回のお客さんの打ち合わせで本当30回とかかけてずるずる長くやっていて、それが顧客満足度だと思ってた。
だから、FANFAREの一つの研ぎ澄まされたアイデアで勝負していくっていうプレゼン仕方というのは刺激になってました。
ー その時に顧客満足度は落ちました?上がりました?
顧客満足度はやっぱり上がりましたね。
FANFAREと一緒にプレゼンテーションをやっていくことによって、一回の顧客満足度っていうのは明らかに上がった。
一回の内容の充実度合いっていう意味で満足感が高まって、それが形になっていく過程というのを、打ち合わせをしているお客さんが感じやすかったんじゃないかな。
プロセス
ー これまでずっと一緒にやってきて、今、一番会社の肝心要なアイデンティティーの部分から構築をしようかみたいな、話が動き出そうとしています。その辺の話をしてもらえますか?
住宅1邸1邸をやっぱり大事にしていきたい、それをしっかりと形にしていきたい、それが多分お客さんにとっては非常に嬉しく、顧客満足度という形としていく過程も含めて家づくりって楽しいなと思ってもらえるように、以前からちょっと取り組んでいたこととして、タイトルを付けてたんですよね。
その家づくりをそのテーマに沿って、FANFAREも一緒になって、その家づくりに向かっていくという過程は何かその作業工程がお客さんからすると色んな人がかかわってくれる。
その自分の家に対して。
自分達だけの家じゃないんだな、もはや。っていうような感覚が一人ずつの中に芽生えてきてきたんじゃないかな。
それは何かうちの営業スタッフもそうだし、やってる側の現場の人間にも少なからずあるんじゃないかなと。
何かそう言ったのはFANFAREと一緒になってやってきたことじゃないかなと思いますけどね。
ー 同じような例えば物作りをしている企業さんに向けて何かこう今思うメッセージがあるとするなら、同じような工務店さんに対して言えることがあるとするならば、どんなことを?
我々のような地元の工務店だっら、多分色んな悩みがたくさんあると思うんですよね。
恐らくそういう声をたくさん聞き続けているFANFAREと共に行動するというか、お仕事をしていくということは、必ずや正解になるかどうかは分からないけども、多分何か自分なりのこう答えというのは多分導き出せるんじゃないかなと思う。
1工務店がクリエーティブしてもいいんだなっていうような自信も与えてもらえたし、そのクリエーティブということに対して、この英語でクリエーティブって言えるようになったっていうか、何かでデザインということって、やっぱり工務店って言いにくいですよ。本当に合ってるかどうか分からないものに対して。
だけど、お客さんは多分それを求めてて、そういう言葉だけじゃなくて、自分達がそれを作ってるんだっていう意識に少なからずなれたんじゃないかなっていう。
それはやっぱり非常に僕らにとっては大事なものにはなったと思いますね。
工務店以外の方にとっても、やっぱり本当工務店以外の仕事してないのであれですけど、でもたぶん何かしらの答えというのは一緒に導き出せるんじゃないかなっていう風に思います。
FANFAREのこと
02_クライアントの反応が明らかに変わってきた
ー ナガタ建設から見てFANFAREという会社というか、チームとして見た時にどんな印象ですか?
FANFAREの人たちはやはり専門家集団という印象がやっぱり強いですよね。
で何か質問したことに対して、検証した結果のお話をこう御理解してもらえるという意味では、本当にスペシャリストなんだろうなというふうには思いますね。
あと、やっぱり年齢近いというのもあるのかもしれんけど、個人それぞれが、それぞれの考え方を持って仕事してるなっていう印象ですね。
自分の仕事に対して、それにしっかり向き合っている人たちが多いというそんな気がします。
住宅、設計、デザイン、そういうこう建築に関わる部分を色々な角度で見てるんじゃないかなっていう、建築家として設計士としてプロフェッショナルであり、そこに対しての角度というか暮らしであったりとか、家族構成だったりとか、その先をちょっと先回りした形でこうアドバイスをしている。そういう場面を何度か見る機会があって。
こういう提案をするとお客様が安心するんだろうなという感じましたね。そういう意味でいうと専門家ですね。
ー 設計というものを軸に、トータルでプロデュースをしていくという流れについて
設計デザインから入ってもらってお客さんがそういう暮らしの話をして、そういう話の中から出てきた材料を元に、その住宅に関わるロゴマークであったりとかプレゼンテーションそのロゴに対してのプレゼンテーション。
そこからまたWEBデザインに入っていくっていうような、そういう1連の流れというのはワンストップで意思疎通ができていく中で作られていくというFANFAREの設計デザインを好んでいる方が、安心して自分達の話をしていく中で、その感度の高いキーワードを形にしていくという、そういうトータルプロデュースのやり方、し方、あり方っていうのは何か見てて非常に満足度が高いなっていう。
ー 後ナガタ建設としてやっていきたいこととかチャレンジしてみたいこととか、そういった展望があるんだったら教えて下さい。
ナガタ建設として、まずはこの52年続いたナガタ建設っていう会社をもう50年次の世代に向けて、やっぱり次の世代に向けてというのもあるんだけれども、地元で求められ続ける会社になるべきじゃないかなと。その為にはこれもやりたいことでもあるんだけど、やっぱ引き渡したお客さんとかと一緒に街を作っていけるようになる。
本当の意味でのまちづくりに携わられるような会社になりたいなという風に思ってますね。
具体的には、やっぱりさっきセレクトショップというお話をしましたけど、やっぱ地元のセレクトショップとして本当に我々が作ってきた建物だったり、関わってきた人だったりが活躍できるような枠組みを作れるような工務店になれるといいなと。
それでこうね。周りから望まれて長く続いていくっていう、そういう会社になっていきたいなと思いますね。
あともう1個。そういう会社になっていきたいなと思うんですけど、そこに携わる社員がスタッフが関係者が、本当にうちで良かったなって思えるような会社であり続けたいなと思います。